海外情勢

資本流出規制「さらに緩和」 タイ中銀総裁 バーツ上昇抑制へ措置

 タイ銀行(中央銀行)はバーツ高の抑制に向け、今後数カ月間で資本流出規制をさらに緩和していくと、ウィラタイ総裁が明らかにした。

 ウィラタイ総裁によると、タイ銀行は輸出業者が海外で保有できる利益の上限を引き上げるほか、外貨預金口座を自由化し、保険会社に国外での投資を認めるための措置を講じていく計画だ。同総裁は8日、バンコクにある同総裁のオフィスでブルームバーグのインタビューに応じた。

 バーツは対ドルで過去1年に6%程度値上がりし、アジア通貨の中で最も上昇率が高かった。これにより輸出業者が打撃を受け、観光にも悪影響が出た。

 総裁は昨年のバーツについて、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に沿った動きではなかったと指摘。中銀として特定のバーツ相場を目標として設定していないが、バーツの動きが域内や他の新興市場国と一致していることを確実にしたいと述べた。

 ウィラタイ総裁は「バーツの上昇が行き過ぎたと考えている」と述べ、「最も値上がりした通貨との見方もあるかもしれないが、国内では好意的に受け止めていない。バーツの動きがファンダメンタルズに沿っていなければ、最良の通貨と見なされるべきではない」と語った。(ブルームバーグ Suttinee Yuvejwattana、Sunil Jagtiani)

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