海外情勢
米大統領選、トランプ氏再選の鍵握るキリスト教福音派 中南米系への浸透図る
トランプ氏を支持する理由はもう一つ。雇用の拡大だ。「密売組織にいたころは大金を持っていても警察の目を気にしていた。今は違う。ちゃんと働いて稼いだお金は自分のお金。私は自立できている」。カジノを併設する有名ホテルのレストランでシェフとして働く今の自分が誇りだ。
ビリー・クロウン牧師(52)は「経済的自立は自尊心を育む」と指摘し、「減税と規制緩和で企業活動を活性化する現政権の方針は正しい」と訴えた。
大統領選と宗教の関係を調査するため米国を訪れた名古屋市立大の松本佐保教授は「ネバダ州でトランプ氏が勝利するまでには至らないかもしれないが、人口が増えている中南米系への浸透を目指す戦略は、福音派の教会などを通じて全米で展開されるのではないか」と分析している。(ラスベガス 平田雄介)