19日の東京株
173円安 アジア市場総くずれで続落
19日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の失速が懸念され、日経平均株価は続落した。中国や韓国などアジアの株式市場が総崩れとなり、投資家の心理を冷え込ませた。終値は前日比173円72銭安の1万6552円83銭で、約3年4カ月ぶりの安値を付けた。東証株価指数(TOPIX)終値は12.38ポイント高の1283.22。
各国の政府・中央銀行が打ち出した財政出動や金融緩和策では「新型コロナの感染拡大による生産、消費の落ち込みを食い止めることができない」(大手証券)との不安が広がった。連休入りを前に株式投資のリスクを避ける思惑も重なり、午後は売り注文が優勢だった。