海外情勢

余剰原油、絞られる貯蔵先 南半球最大規模の南ア拠点ほぼ満杯

 アフリカ南端にある世界最大の石油貯蔵拠点の一つでは、石油タンクが既にほぼ満杯だ。石油市場で歴史的な供給過剰が見られる中、トレーダーの選択肢は限られている。

 南アフリカのサルダナベイにある4500万バレル規模の石油貯蔵ターミナルは、南半球で最大規模を誇り、2008~09年の深刻な景気後退などの時には余剰原油を吸収する重要な役割を果たした。今回は新型コロナウイルスやサウジアラビアとロシアの価格戦争によって過去最大規模の余剰在庫が発生している。

 サルダナベイでの操業に詳しい関係者3人によると、この拠点はほぼフル稼働している。特定油種の原油を貯蔵するタンクがわずかに残っているかもしれないがそれ以外は満杯だと、関係者の一人が述べた。

 南アのエネルギー資産を管理する中央エネルギー基金(CEF)の報道官にコメントを求めたが返答は得られなかった。(ブルームバーグ Paul Burkhardt、Serene Cheong)

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