海外情勢

習氏の威信をかけた武漢の封鎖解除 成果強調も感染「第2波」懸念

 ただ、武漢の封鎖解除は感染の再拡大という最悪の事態を招きかねないリスクをはらむ。特に現在、心配されているのが無症状感染者の存在だ。香港メディアによると、武漢大の専門家は同市内に1万~2万人程度の無症状感染者がいると推計。中国当局も警戒を強めている。

 当の武漢市民も事態を慎重に受け止めている。

 「とてもうれしいが高をくくって油断はできない」

 武漢の金融サービス会社で勤務する30代の女性社員の徐さんは警戒を崩さない。武漢では3月下旬に一定の条件を満たせば出勤を認めるという通知が出たが、徐さんの会社は在宅勤務を続ける。一部の社員が出勤する際には、防護服を着て自家用車に乗って出勤する念の入れようだという。封鎖措置の解除後も、居住区で住民の出入りを厳格に管理する措置が続けられるなど、市民生活の完全復旧には程遠い。

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