株価・外為
ＮＹ株、２万５千ドル回復 経済再開で２カ月半ぶり高
２７日のニューヨーク株式市場のダウ工業株３０種平均は続伸し、前日比５５３・１６ドル高の２万５５４８・２７ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞した経済活動の再開が世界的に広がっていることを好感。節目の２万５０００ドルを回復し、３月上旬以来、約２カ月半ぶりの高値となった。
新型コロナのワクチン開発を巡る動きが活発化していることも景気の先行きへの楽観的な見方につながった。ただ香港情勢などを巡る米中対立の激化が懸念され、このまま上昇基調が続くかどうかは見通せない。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は７２・１４ポイント高の９４１２・３６。
銘柄別では、金融のＪＰモルガン・チェースやゴールドマン・サックスの上昇が目立った。小売りのウォルマートは売られた。（共同）