海外情勢

SNS規制に意欲 トランプ氏、大統領令も

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は27日、ツイッターやフェイスブックなどのSNS(会員制交流サイト)で保守派の意見表明が封じられていると主張し、「厳しく規制するか、閉鎖する」とツイッターに投稿した。ロイター通信は政権関係者の話として、トランプ氏が28日にもSNSに関する大統領令に署名する見通しだと伝えた。

 トランプ氏は「共和党は交流サイトが保守派の声を完全に封じていると感じている」と述べ、規制強化に意欲を示した。また、大統領選で郵便投票が広く実施されれば不正が横行するとの批判を改めて強調した。

 米短文投稿サイトのツイッター社が26日、郵便投票に関するトランプ氏の投稿内容が誤解を招くとして、事実確認を呼びかける警告ラベルを表示。トランプ氏は「言論の自由の弾圧」などと強く反発していた。

 米メディアによると、トランプ氏が民間企業のSNSを閉鎖する権限があるかどうかは不明だという。ただ、投稿内容に関してサイト運営者の法的責任を免除する米通信品位法の条項について、議会や政府内で修正を検討する動きがあり、大統領令が同法に関連したものになる可能性がある。

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