海外情勢
企業駐在員の再入国可能に フィリピン政府、制限見直し
フィリピンのロケ大統領報道官はこのほど、就労など長期滞在ビザ(査証)を保有している外国人の入国を8月1日から認めると発表した。新型コロナウイルスの水際対策として、3月下旬から外国人の入国を拒否していた。
対象は、発給済みで入国時に有効期限内のビザを持っている外国人。入国直後に隔離が義務付けられる。政府筋によると、フィリピンに滞在していたものの国外に退避し、再入国できなくなっている企業駐在員を主に想定している。新規ビザの申請は引き続き受け付けない。
フィリピン日本人商工会議所など各国の経済団体が、入国制限を見直すようフィリピン政府に働き掛けていた。(マニラ 共同)