国内

「目標変える必要ない」 財政収支試算で麻生財務相

 麻生太郎財務相は4日の閣議後記者会見で、財政の健全度合いを示す「基礎的財政収支」の国と地方を合わせた黒字化が令和11年度にずれ込むとの試算を内閣府が示したことに関し、「黒字化は7年度との(政府)目標を直ちに作り変える必要はない」との考えを示した。

 内閣府は7月末に示した試算で、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済の下振れにより、基礎的収支の赤字が7年度に7兆3千億円程度残るとした。一方、麻生氏は新型コロナをきっかけにテレワークなどの働き方改革が進み、生産性が上がる可能性を指摘。「コロナの影響があっても改革は進めていくべきだ」と述べた。

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