海外情勢

わせ生産量、8年ぶり増加 地元政府の支援強化など奏功

中国新聞

 中国国家統計局はこのほど、2020年のわせの生産量は前年比3.9%増の2729万トンとなり、7年連続の減産から増産に転じたと発表した。

 同局農村司の李鎖強・司長は、「今年のわせは南部の深刻な洪水被害の影響で単位面積における生産量は減少したものの、作付面積の大幅な拡大により全体の生産量は増加した」と述べた。同局によると、今年のわせの作付面積は前年比6.8%増の475万1000ヘクタールで、10の生産省(区)のうち7省で増加した。

 主要生産地では地元政府が支援を強化し、作付補助や最低購入価格などの政策を導入。農業用物資の調達手配や荒れ地開墾の戸別指導を行ったほか、農耕機械や小型無人機の活用による大規模化・集約化を後押しした。作付時期に気候に恵まれたことで、前期作業は順調に進んだ。

 ただ、わせの生育後期に南部が大規模な洪水に見舞われるなどした影響で、1ヘクタール当たりの生産量は前年比2.7%減の5745キログラムとなった。李氏は「低温や日照不足、豪雨、洪水により、各地で稲が倒れるなどした。特に安徽、江西、湖北、湖南などの省では被災面積や収穫できなくなった面積の増加が目立つ」と説明した。

 李氏は一方で、「夏に収穫する穀物やわせの増産は、わが国における通年の食糧生産の安定基盤を固めた」と強調した。(中国新聞社)

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