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「鬼滅の刃」2日連続の“異例”新聞広告 人気キャラも登場

 集英社は4日、同日付の産経新聞など全国紙5紙の朝刊に、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの漫画「鬼滅(きめつ)の刃」の人気キャラクターが登場する全面広告4枚を掲載する。同日に最終23巻が発売されることなどを記念したもの。3日にも全国紙5紙の夕刊に同作の広告が掲載されており、夕刊から朝刊にかけて異例の展開となる。

 4日付各紙には、同作に登場する「鬼殺(きさつ)隊」(鬼から人を守る組織)隊員が3人ずつ登場。産経朝刊には、猪の皮を被った「猪突(ちょとつ)猛進」の二刀流剣士、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)▽主人公の同期の鬼殺隊員、不死川玄弥(しなずがわ・げんや)▽玄弥の兄で鬼殺隊「風柱」の不死川実弥(さねみ)-の3人が、作中で語った印象的なセリフとともに描かれる。吾峠さんの感謝のメッセージも掲載される。

 掲載媒体は産経、朝日、毎日、読売、日経の各紙朝刊。新聞販売店や駅売店、コンビニエンスストアなどで購入可能。

 新聞社の枠を超えた横断広告は近年話題を呼んでいる。今春~今夏にかけ、人気スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」(FGO)の見開き広告が産経新聞(大阪本社発行)や全国の地方紙などに掲載され、SNSを中心に注目された。10月には、人気アイドルグループ「嵐」のメンバー5人を起用したソフトバンクの全面広告が産経新聞など全国紙5紙に掲載され話題となった。

 「鬼滅の刃」は、人食い鬼がすむ大正時代の日本が舞台。鬼に家族を殺された主人公の少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が鬼と化した妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つために旅立つ。累計発行部数は最終23巻で1億2000万部(電子版含む)を突破し、公開中のアニメ映画も国内の興行収入歴代2位となるなど、社会現象になっている。

 他紙の掲載キャラクターは以下の通り。

【読売】 竈門炭治郎(かまど・たんじろう)、栗花落(つゆり)カナヲ、悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)

【朝日】 我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)、竈門禰豆子(ねずこ)、時透無一郎(ときとう・むいちろう)

【毎日】 冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)、胡蝶(こちょう)しのぶ、宇髄天元(うずい・てんげん)

【日経】 煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)、甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)、伊黒小芭内(いぐろ・おばない)

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