海外情勢

米民主上院奪回で息吹き返す「リフレトレード」 小型・銀行株買い

 米民主党が議会上院の主導権を奪回する見通しが高まったことで、金融市場では「リフレトレード」が息を吹き返した。

 株式市場では小型株と銀行株が買いを集めた一方、米国債市場では利回り曲線のスティープ化が進行。追加の経済対策が講じられるとの臆測に基づいたマネーが、新たに市場に流入している。一方で増税と大手ハイテク企業に対する規制強化を警戒し、ナスダック100指数は下落。米国債利回りの上昇で、記録的な高水準にある株式バリュエーションの正当化が難しくなっている。

 ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのマルチアセット責任者、ポール・オコナー氏は「眠っていたブルーウェーブ教則本が投資家の役に立つだろう」とリポートで指摘。「民主党全勝となれば、米経済成長見通しを押し上げ、債券利回りには至極当然の結果が伴う」と説明した。

 6日の金融市場は世界的に、量的要素や資産クラス、株式セクターを問わず、リスクオンのトレードが広がっている。新型コロナの感染拡大が1月末で頭打ちになるとの観測も、リフレトレードに弾みを付けている。

 モルガン・スタンレーのクロスアセットストラテジスト、アンドルー・シーツ氏は5日のインタビューで、「感染症例は実際、3月末にかけて急速に減少するはずだ」と予想。「このピークが最後だと市場が実感すれば、それは心理的に本当に重要な瞬間となる」と述べた。(ブルームバーグ Justina Lee、Cecile Gutscher)

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