海外情勢

「欧州スーパーリーグ」暗礁、相次ぐ反対論 英6クラブが脱退表明

 欧州サッカーの名門12クラブが打ち出した「スーパーリーグ」創設計画は発表からわずか48時間で暗礁に乗り上げた。サッカー連盟や政界、ファンからの激しい反発を招いたためだ。

 参加を表明していたイングランド・プレミアリーグの6つのクラブは全て20日遅くに脱退を表明。マンチェスター・ユナイテッドは「ファンや英政府、その他の主要な利害関係者からの反応に注意深く耳を傾けた」と説明した。

 最初に脱退したのはマンチェスター・シティ。チェルシーはロンドンのスタジアムでのファンの抗議の中で離脱したと関係者は話した。アーセナルとトッテナム・ホットスパー、リバプールも続いた。

 サッカー界の内外で反対論が相次いだのを受け、半数のクラブが離脱したことで、スーパーリーグ計画は沈んだも同然となった。米銀JPモルガン・チェースから40億ユーロ(約5200億円)の資金提供を受ける同計画を立案した幹部らは、新リーグ構想を救おうと交渉していたと関係者は話した。

 同計画は欧州サッカー連盟(UEFA)や国内リーグとの論争を招き、ジョンソン英首相ら政界リーダーも介入に動いていた。

 当初の計画ではイングランドから6つ、イタリアとスペインからそれぞれ3つのクラブが参加を表明。これらのクラブはいずれも幅広いファン層を持つが、多額の負債も抱えている。新リーグ創設で放映権を獲得し、コロナ禍の1年の無観客試合で落ち込んだ収入を支えたい考えだった。(ブルームバーグ David Hellier、Rodrigo Orihuela)

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