国内
内閣府政務官 大阪府に医療従事者へのワクチン迅速接種求める
新型コロナウイルスワクチンの接種をめぐり、岡下昌平内閣府政務官は10日、大阪府庁で藤井睦子健康医療部長と面会し、医療従事者への接種を迅速に進めるよう求めた。岡下氏は面会後、記者団に「2回目の接種がほとんどされていない。医療従事者を守るため、何としても前に進めないといけない」と述べた。
府によると、接種を希望する府内の医療従事者は約31万人。接種できる医療機関は大規模病院など約280カ所あるが、7日時点で2回目の接種を終えたのは約7万8千人にとどまる。
岡下氏によると、接種を希望する医療従事者の空き時間と、医療機関で接種できる時間帯がうまくマッチングしていない。藤井部長は面会で、接種の拠点となる医療機関を増やす意向を示したという。
吉村洋文知事は10日、記者団に「コロナ治療に携わる医療従事者を優先している。5月中旬以降はワクチンがかなり入ってくると聞いているので、接種が一挙に進むのではないか」と話した。