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「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら…」立民・本多氏「真摯に反省」と謝罪

 立憲民主党の本多平直衆院議員(56)=比例北海道ブロック=は7日夜、5月10日の党性犯罪刑法改正のワーキングチーム(WT)で、性交同意年齢の議論の際に「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言したのは自身であると認め、「真摯(しんし)に反省し、認識を深めていく」とするコメントを発表した。

 本多氏は「低年齢当事者を保護するために成人を処罰対象とすることの必要性を認識している」と説明した上で、刑事罰のあり方を考える上で「特異な例外事例の存在など緻密な検討が必要だと考えた。しかしながら、私の発言は、例外事例としても不適切」として謝罪し、発言を撤回した。

 福山哲郎幹事長も7日夜、本多氏に口頭で厳重注意したと発表した。福山氏はこの発表に先立つ同日午後、記者団に「(広範にわたる)議論の中での発言だし、本人が言い過ぎたと撤回しているので、それでいいのではないか」と述べ、党が発言者への注意や氏名公表をしない考えを示していた。

 7日昼にWTが公表した中間報告では、「50歳近くの~」の発言について、本多氏から「興奮していたので覚えていない。本意ではない」と撤回の申し出を受けたとして、報告から削除した。

 一方、「中学生から成人を口説いて恋愛関係になり性交に至る場合もある」といった出席者の発言は中間報告に残した。

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