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東京臨海部の祝祭空間、規模縮小へ サーフィンフェスも
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は24日、東京都内で取材に応じ、競技会場が集まる東京臨海部を観戦チケットがなくても楽しめる祝祭空間とする「トーキョーウォーターフロントシティ」計画について、規模を縮小する方向で検討していると明らかにした。計画見直しで新型コロナウイルス感染拡大防止を図る。
当初は競技体験コーナーのほか、一部競技の直前練習を無料見学し、選手と交流できる場を設けるなど「五輪公園」のない東京大会の目玉の一つとして計画されていた。武藤氏は「コンセプトそのものを見直す必要がある」とし、売店での食べ物の提供は「基本的にやめる方向で検討している」と述べた。エリア内に設置される聖火台の密集対策も検討しているという。
また、千葉県一宮町のサーフィン会場で観客が音楽ライブや飲食などを楽しめる「サーフィンフェスティバル」についても「コロナ禍での観戦というルールがあるので、それに基づいた過ごし方をお願いすることになる」とした。