菅首相記者会見詳報

(4)「波をできるだけ早く収めるのが私の責任」

=(3)から続く

 --新型コロナウイルスワクチンの接種は、重症化リスクのある40~50代を優先的に接種すべきだという考え方と、新規感染者の大半を占める20~30代の接種を急ぐべきだと2つの考え方がある

 首相「まず、全ての希望者の皆さんにできるだけ早く接種を進めていくっていうのは政府の基本的な考え方です。その中で重症化リスクが高い高齢者については7月いっぱいで目標を達成することができたと思っています。それで現在、問題になっているのは40代、50代の人に感染者数が大幅に伸びている。と同時に、若い人が大幅に伸びている。まあ、そういう中で、例えば、職域接種。こうしたことについては、40~50代の人というのはやはり一番多いのじゃないかというふうに思います」

 首相「また若者対策として、大学での接種も始まっています。そうしたことをトータル的に考えて対応していくことが大事だと思います。また、先ほど申し上げましたけど、英アストラゼネカ(製のワクチンを)約200万回分確保して、それが接種できるようになりますので。そうしたことについても、さまざまな対策を講じていくということが大事かなというふうに思っています」

 --今回の感染拡大では重症者が比較的抑制されているとはいっても、首都圏や関西などで医療崩壊の恐れが専門家などから指摘されている。どう対応するか。感染再拡大を招いた責任は

 首相「まず責任については、今発生しているこの波をできるだけ早く収める。そのことが一番の私の今の責任だというふうに思っています。それで、先ほどの冒頭の質問でありますけど、まず国民の命と健康を守るというのは、これは政府の役割であります。そのために必要な方に必要な医療を提供するっていうのが基本であります」

 首相「そういう中で、今、神戸と大阪の話がありました。本年初めのこの感染拡大をしたときのその反省に立ってですね、各都道府県においては、大幅な病床確保だとか、病床間の連携。こうしたものを行っているところです。例えば東京では4月以降に新たに1300床の病床を確保しております。また、先ほど申し上げましたけれども、重症化のリスクを約7割減らすという、この軽症者や中等者に対する初めての画期的な治療薬を今、承認されました。これを積極的に活用して、国民の皆さんの命は守っていきたいというふうに思います。そして何よりもこのデルタ株。これに対しても高い効果を示してますワクチン接種ですね。そうしたことを進めていくっていうのが、極めて大事なことだというふうに思っています」

 --人流を減らす具体的な目標と方法を示していない。五輪のテレビ観戦だけでその目標が到達できるのか

 首相「これ、東京大会の開催が決定してから、東京都内が圧倒的にオリンピックの会場もありますから、そういう中で東京に集中する人流を防ぐための対策というのは当時から考えて行ってきております。それが車の乗り入れ3割減だとか、あれはテレワークによって確か6割ぐらいだったと思いますが、減をするとか。これは東京都と連携をして、そうしたことを対応してきているということもこれ事実であります」

 首相「そして、結果的に新たに人流、無観客である定数、観客を入れての時であっても30万は首都圏の人流を少なくする。そうした対策を練ってましたんで、そうしたものに基づいて今行っているということであります」

 --具体的な目標は

 「ですから、大会に集中する人のそれよりも、少なくするということで、ですからそこはできていると思ってます」

 尾身氏「私は今はいろんな課題がありますけども、重要な課題の一つは、人々が、コロナ慣れ。緊急事態宣言慣れ。それからデルタ株のこともあるし、夏休みがありお盆があり4連休があり、オリンピックがあるということで、なかなか危機感が伝わりにくい状況があると思いますね。実はあの感染がどのようにして起こるのかということは、もうかなりエビデンスが出ていると思います。それは飲食だけじゃなくて、人々が普段、家族に会っている人と、会って感染するということではなく、普段会わない人と大人数しかも長時間ということで、感染のリスクが高まるということがわかっているわけですよね」

=(5)に続く

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