海外情勢

朝鮮戦争の終戦宣言訴え 韓国・文大統領、国連演説

 【ソウル=時吉達也】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は米東部時間21日(日本時間22日)、米ニューヨークで開催中の国連総会で一般討論演説を行い、休戦状態にある朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言を行うよう改めて提案。宣言が実現すれば「非核化の不可逆的な進展と完全な平和の始まりとなる」と強調した。

 北朝鮮に対しては「『地球共同体』の時代の変化に備えるべきだ」と述べ、米朝、南北対話の再開を呼びかけた。一方、北朝鮮が今月に入り弾道ミサイル発射実験などの挑発を繰り返したことには言及しなかった。

 中継映像では、議場で文氏の演説を聞く北朝鮮の書記官の姿も捉えられた。

 文氏は今月17日で韓国、北朝鮮の国連同時加盟から30年を迎えたことにも触れ、今年が「意義深い年だ」と強調。国連加盟により南北が「互いに2つの国であることを認めた」ものの、「決して分断を永続させる目的ではなかった」と訴えた。

 終戦宣言の主体については、南北と米国の3カ国、または中国を加えた4カ国になると述べた。朝鮮戦争の休戦協定は米軍主体の国連軍と北朝鮮軍、中国軍の3者で締結されている。

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