海外情勢

中国の政策金利据え置き 17カ月連続、慎重維持

 中国人民銀行(中央銀行)は22日、金融機関の貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3・85%に据え置いた。引き下げを17カ月連続で見送った。中国経済は下押し圧力が強まっているが、国際的な原材料価格の高騰によるインフレ懸念を見据え、慎重姿勢を維持した。

 中国では8月、各地で新型コロナウイルスの再流行や洪水災害が発生し、生産や物流が停滞。民間調査会社による8月の景況感は、16カ月ぶりに好不況を判断する節目を割り込んだ。

 一方、8月の工業品の卸売物価は13年ぶりの高水準で、企業の生産コスト増が続けば一般向け商品も値上がりする可能性がある。

 LPRは事実上の政策金利で、引き下げれば資金繰りが悪化した中小企業への融資を促す効果がある。5年物も4・65%を維持した。

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