海外情勢

英でガソリン不足深刻化 ジョンソン政権の移民政策に批判

 ジョンソン政権が移民の受け入れを厳格化した背景には、離脱の効果を強調する狙いがあったとされる。英国の離脱支持者の多くは、仕事が奪われる不安から移民労働者の流入に不満を募らせていた。

 ただ、英調査会社イプソス・モリが今年6~7月に実施した調査によると、英市民約4000人のうち移民の減少を望むのは45%で、2015年6月時点(66%)より下がった。英国では今年前半から労働力不足で飲食店の閉店が相次ぎ、離脱問題を研究する元保守党議員は「離脱に反対した市民だけなく、離脱支持者の多くもジョンソン政権の移民政策に違和感を覚えるようになった」と分析する。

 英政府は9月25日、運転手5000人に語学などの審査が不要な短期ビザを発給すると表明。陸軍を動員したガソリン輸送の準備も進めているが、野党労働党は「(政府の対応は)根本的な解決にはならない」とし、移民政策が「英国を混乱させた」と非難している。

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