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「一騎打ち」「選挙互助会」…与野党の党首が論戦 衆院解散後初

 与野党9党の党首は14日夜、テレビ朝日の番組にそろって出演し、衆院解散後初の論戦に臨んだ。

 自民党の岸田文雄総裁(首相)は衆院選で新型コロナウイルス対策の強化などを訴えるとした上で「激動する国際情勢の中で外交安全保障、誰が日本の国益と安全を守るのかを訴えていきたい」と述べた。

 立憲民主党の枝野幸男代表は共産党などとの候補者調整が順調に進んだと説明し、「220ぐらいの選挙区は事実上、自公両党との一騎打ちの構図ができた。他の野党の協力をいただいていることに感謝申し上げたい」と語った。

 共産の志位和夫委員長は立民との蜜月関係を強調。「(衆院選を勝利した場合)大事な問題に絞って閣外協力を行うということで枝野氏と合意した。ぜひ力を合わせてよい結果を出したい」と述べた。

 ただ、中国の軍事的脅威が強まる中、日米安全保障条約の廃棄を目指す共産と立民との間には外交・安全保障政策などをめぐり距離がある。

 このため、日本維新の会の松井一郎代表は「外交・防衛という国の根幹の部分を置き去りにしたままの野合談合の選挙互助会だ。おかしすぎる」と批判した。

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