近ごろ都に流行るもの

「高卒で働く」(下)学歴の壁低く「自由な就活」で広がる可能性

 平成27年9月の開始から300人以上が卒業、就職を果たしている。現在は25人が研修中だ。参加するには地方からの上京が条件になるが、インターン中の家賃光熱費や食費はかからず、お金がなくても「やる気」さえあれば飛び込める。運営費は、卒業生が入社した企業からハッシャダイが受け取る「人材紹介料」が資本となっている。

 100社近い入社先には、超有名企業の名前も。担当者は「もともと大卒限定というわけではなく、中・高卒者へのアプローチ方法がわからなかっただけという話も聞いており、学歴の壁は低くなりつつある」と手応えを語った。

 大学を増やしすぎたツケで定員割れが深刻な「大学全入」時代。それに付随するかのように、奨学金の返済に追われて貧困の連鎖に陥る若者も増えている。外国からの“移民”に頼ろうという改正出入国管理法が成立する未曾有の労働力不足の中、「高卒で働く」を選んだ“金の卵”たち。その羽で、社会の諸問題を吹き飛ばす新しい風を巻き起こしてほしい。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング