ビジネストラブル撃退道

若者よ「定時に帰るヤツ」になれ! あえてレッテルを貼られる楽な生き方

中川淳一郎
中川淳一郎

 いや、正直あなたが定時に帰ろうが帰るまいがほとんどの人は気にしていない。それなのになぜか「一番早く帰ってはマズいのでは…」と思ってしまうのである。定時が朝9時の会社だとし、9時30分に資料をクライアントに送らなくてはいけない場合など、7時に来ることもあるだろう。

 その時、オフィスには誰もおらず、自分が早く来て頑張っていることは誰からも知られない。無事、9時30分に資料を送り、一つの業務を遂行したあなたは満足感に浸っている。16時を過ぎたあたりに「今日は少し早く来たからもう今は疲れているな」なんて思ったとしても、定時が18時だからまだ会社から出ることは憚られる。

 そこで、どうでもいい資料作り風のことをやったり、情報収集をしているかのようなネットサーフィン(死語)をし、なんとなく「仕事してる感」を醸成させようとする。18時、ついに定時がやってきた! バイトや派遣社員が「お疲れさまでーす!」なんて言いながら平然と帰る中、あなたは帰れない。「せめて18時20分ぐらいまではいなくちゃいけないよな…」という考えがあるからだ。

 結局日本の「早く帰ったら同僚に対して引け目を感じる」問題は、個々人の心の中の遠慮する心や謙虚な心がもたらすものである。それは、周囲の人々があなたに期待をしている、と思いたい気持ちから発生するものである。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング