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人事異動で抜擢…経営側の狙いや管理職を考察し「なりたい上司」を考えろ

常見陽平
常見陽平

 もっとも、中長期で見ると変化のようなものも見えなくはない。経済環境が悪化したり、大震災などの国難があった場合は強く、実行力のあるリーダーが求められる。最近は、優しく、面倒見がよく、様々な人を巻き込む、包み込むようなリーダーが人気を集める。内村光良が受賞したのは、そういうことだろう。

 この「理想の上司」ランキングは、データの取り方の特性を理解した上で読まなくてはならない。あくまで意識調査だ。とはいえ、どんな上司が求められるのか、大まかな流れを掴む意味では参考にはなる。

 あなたは、どんな上司になりたいか?

 このランキングをキッカケに考えたい。「あなたにとって理想の上司は誰か?」。さらには、「あなたはどんな上司になりたいか?」と聞かれたらどう答えるか?

 「2つ上の役職の視点で考えろ」は、よく聞くサラリーマンの処世訓だ。「IQよりも愛嬌」「男のハイは、死んでもハイ!」「飲んだ翌日こそ一番に出社する」などこの手の処世訓は多々あり、中には昭和の匂いを感じるものや、今どき上司が部下に言うとパワハラだと言われそうなものもある。ただ、この「2つ上の役職の視点で考えろ」は単に、意識高く成長を促す言葉というだけではなく、会社を深く理解するための姿勢について投げかけるものである。別にえらくなれという意味ではなく、この視点で考えると、物の見え方が変わるのである。自分の仕事の意味がより深く理解できるし、言動の周りへのインパクトがよく分かるのだ。

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