働き方ラボ
10連休後の「五月病」対策、小さな変化を見逃すな 「充実した私」も注意
常見陽平
酒を飲むと朝が辛くなる。しかし、朝が辛いときは、そもそも職場のことが嫌になっている証拠かも知れない。深酒のせいかと思っていると、判断を誤ってしまう。
よくタクシーを使ってしまうのも悪いクセだ。「ちょっと贅沢しちゃったな、まあいいや」と思いつつ、実は電車に乗って会社に行くという行為そのものを嫌いになっているのである。
ボーナスも近づいてきた。ボーナス一括払いでついつい買い物をしてしまうのも、疲れている証拠である。
休み時間が微妙に長くなっていることにも注意してほしい。疲れている証拠だ。
よく「楽しい仕事なら頑張れる!」というフレーズがある。ただ、無理してしまっているケースもある。環境が変わり、頑張りすぎて疲れていないか。
やや余談だが、最近では、タイムカードの打刻の変化をAIやビッグデータを活用して分析し、誰が離職しそうかリスクを調べるサービスもあるという。
離職リスクを察知するのだ。HRテックの時代だが、このようなサービスが出るということは、それだけニーズがあるということだろう。