社長を目指す方程式

「対比誤差」を逆手に出世争いを勝ち抜く 自身を差別化する3つの戦略

井上和幸
井上和幸

 一例をあげれば、上司であるあなたは、自分が得意な部分については部下を評価する際に「こんなことも出来ないのか」とご自身の経験や実績の感覚と比較して部下を過小評価してしまいがちです。逆に、自分よりも優れたスキルや専門性をもつ部下に対しては、実際の評価以上に高く評価してしまうでしょう。

 〈対比誤差〉は人事評価時における評価内容の正当性との乖離を表現する際に用いられ、人事評価の際に評価者が留意すべき事項として用いられます。

 今回、これをあえて逆手に取ろうという訳です。

 社内、上司に対して「自分だけが得意なこと」で勝負!

 デキる人は仕事において、「社内」「顧客・市場」「自分」についてそれぞれ〈対比誤差〉を活用し、差別化を図ります。もちろん当の本人は「対比誤差を使ってやろう」などと狙っている訳ではなく、それまでの経験やセンスで行動している(と思います)のですが、優れた経営者やリーダーほど、この辺の立ち回りが非常に上手いなぁと、私も人材コンサルティングで様々な角度でお付き合いしていて感じさせられます。

 まず一つ目、「社内」においての〈対比誤差〉の使い方から。

 先にご紹介した通り、上司や同僚、あるいは社長は、自分が得意な部分については他人を評価する際に過小評価し、自分よりも優れたスキルや専門性をもつ人に対しては実際の評価以上に高く評価します。

 つまり、「自分が得意で、社内には得意そうな人が見当たらない、少ないものは、何か?」を特定し、それを任される職務のチャンスとする!のです。

 更に直接的に言えば、あなたが課長で上司が部長、事業部長などなら、その上司である部長、事業部長が苦手だがやらなければならないことを代行することを中心に、積極的に上司フォローを買って出る!ことです。

今回の社長を目指す法則・方程式:

対比誤差

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