《タイプ2》
記事を読んで「自覚なく感情労働をしているかも?」と感じた人
うまく適応できているケースであれば問題ありませんが、定期的に心身の不調を感じる場合、無理をしないで済むような布石を打っておきたいところです。
おすすめフレーズ:「空気が読めなくて、すみません」
事前に言っておくことで周囲からの期待を下げる効果があります。宣言をしておくことにより、失敗した場合の自尊心の低下も抑えられるでしょう。
《タイプ3》
仕事と割り切って演技ができる人
嫌な人とでも笑顔で役割を演じることができる一方で、そんな自分が嫌になることもあるという人もいます。そんな人は自分を責めずに、むしろ誇りに感じるセンテンスを使うところからスタートしましょう。
おすすめフレーズ:「プロですから」
このタイプは燃え尽きが少ないとも言われています。演技であれ、プロとして振る舞える自分を認めてあげてもよいのではないでしょうか。
感情労働による不調に「励まし」はNG
感情労働による心身の不調は、ある程度年齢を重ね、それなりの地位に就いている人にはピンとこない話かも知れません。優秀な若手や女性社員に感情労働による疲労が溜まっていても、「頑張れ」と励ましてしまう人もいることでしょう。
感情労働による不調は、本人にとっての無理が重なって起こる症状です。さらに頑張りを求めるような声がけは逆効果だと知っておきましょう。
無理をしないで済むような環境づくりのサポートは、甘やかしとは違います。職場の生産性をあげ、長く働いてもらうためにも、励ましよりも、環境調整などを優先してください。
〈参考文献〉
*1 Arlie R. Hochschild, The Managed Heart: Commercialization of Human Feeling, University of California Press, 1982
【最強のコミュニケーション術】は、コミュニケーション研究家の藤田尚弓さんが、様々なコミュニケーションの場面をテーマに、ビジネスシーンですぐに役立つ行動パターンや言い回しを心理学の理論も参考にしながらご紹介する連載コラムです。更新は原則毎月第1火曜日。アーカイブはこちら