まだ言葉では伝わらない赤ちゃんには、モノを通して伝統を伝えよう。そんな事業を行う企業を就職先に探したが、見つからない。ないなら自分で創るしかないと起業を決意。東京都中小企業振興公社が主催する「学生起業家選手権」で得た優勝賞金で和えるを立ち上げた。「和える」とは異なるもの同士が互いの魅力を残しつつ新たな価値を創造すること。先人の智慧(ちえ)に今を生きる自分たちの感性・感覚を「和える」ことで伝統を次世代につなぎたいという思いがあった。当初はライター・講演活動で収入を得つつ、取材で意気投合した徳島の本藍染職人と二人三脚で「徳島県から 本藍染の 出産祝いセット」を開発する。“0から6歳の伝統ブランドaeru”の商品第1号に。
「学生でお金も何もない私には思いと行動しかなかった」という矢島さんは、どこに行くにも「出産祝いセット」を携えて手売りし、「今日生まれた赤ちゃんを日本の藍でお迎えする」という思いを伝え続けた。
2018年は森林問題解決の、土台づくり
「オンライン販売を始めましたが、実際に立ち寄っていただき私たちの思いを伝える場所、“和える君”の家が必要でした」