やる気があり自信があるのは素晴らしいのですが、いざ任せてみると、やるやると言ってやれず、結果を出せず…。その状況にアラートを出すと、逆ギレする場合も少なくないのがこのタイプ。
ある程度以上付き合いが長く深くなれば、上司のあなたに早晩ネタバレはする訳ですが、上司のあなたにも「正当性バイアス(これまで正しいと思ってきたことをそのまま正しいと思い続けたいという意識)」が働きますから、散々裏切られてきていても、「でも、本人は今度こそ頑張ると言っているし」と、懲りずにまた期待してしまうということが、非常に多く起こります(ほぼ確実に、次回もまた、期待は裏切られるのですが)。
上司のあなたとしての「ダニング=クルーガー効果(Dunning- Kruger effect)」への防御策としては、部下のプレゼンテーションや雰囲気(オーラ?)に惑わされず、事実としての業務理解力や専門性、成果・実績をしっかりと、ある意味淡々と見て、その上で何をどこまで任せるのかの判断を行いましょう。
自己評価低過ぎ部下を飼い殺すな
逆に、こんな部下もいらっしゃると思います。
「いえいえ、そんな大役、私には務まりません」「あんなに大きな案件、まだ私なんかには絶対に担当するのは無理です」
日本人にはこちらのタイプの方が出現率的には非常に多いですね。特に女性社員には多いと思います。
「インポスター症候群(Impostor syndrome)」とは、自分の力で何かを達成し、周囲から高く評価されても、自分にはそのような能力はない、評価されるに値しないと自己を過小評価してしまう傾向のことです。1978年に心理学者のポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスによって命名されました。
上司のあなたから見れば、非常に良い仕事をしてくれている。確実に次のレベルのプロジェクトを担える土台ができている。リーダーとして、マネジャーとしてそろそろステージアップして欲しい。充分にそのような期待ができると思えるのに、なぜか本人は及び腰。「いやいや、まだ無理です」。昇進昇格を断る。挙げ句の果てには、それが理由で退職を申し出てくる…(驚)。
インポスター(impostor)は詐欺師、ペテン師を意味する英語で、「詐欺師症候群」と呼ばれることもあるそうです。
今回の社長を目指す法則・方程式:
「ダニング=クルーガー効果(Dunning-Kruger effect)」vs「インポスター症候群(Impostor syndrome)」