CAのここだけの話

“裏技”で空港ラウンジ利用 カードや搭乗ランクに関わらずVIPに寛ぐ方法

笹川沙楓
笹川沙楓

本当は教えたくない… ラウンジ利用の“裏技”

 ざっくりご説明しましたが、カードラウンジはカードの有無やカードのランク、航空会社のラウンジは利用する航空会社や搭乗ランクなどによって使用の可否が分かれてしまいます。

 そこで私は、そうした条件に関わらず空港ラウンジを利用できる“裏技”を利用しています。それは「プラオリティパス」です。プライオリティパスはイギリスのラウンジサービス会社が提供するパスで、2019年9月現在、世界1300カ所以上の空港ラウンジを使用できるサービスです。

 パスには主に3種類のランクがあります。

  • (1)年会費99USドル。ラウンジ利用ごとに32USドル
  • (2)年会費299USドル。年10回まで無料、11回以降は利用ごとに32USドル
  • (3)年会費429USドル。無制限で無料

 私は休暇があるとすぐに弾丸旅行に行ったり、日本に帰国したりするので、いくら利用しても無料の年会費429USドルのパスを保持しています。2019年9月現在、羽田空港では使用できませんが関西空港では使用可能です。

プライオリティパスで「ラウンジ天国」

 プライオリティパスが提供する海外の空港ラウンジをいくつかご紹介します。

 ドイツ・フランクフルトのラウンジは、他の空港と違い、保安検査所前にあるので余裕をもって利用することをおすすめします。それでも、ドイツらしい美味しいビールとソーセージが用意され、席も全てソファなのでゆっくり寛げます。最近訪れたイタリア・ローマのラウンジには個室のシャワールームが設けられ、最大6時間まで滞在可能です。

 そして、私がもっともおすすめしたいのはタイ・バンコクです。バンコクは世界で一番観光客が多いところで有名ですが、プライオリティパスで利用できるラウンジの数や種類が充実しているのです。私はバンコクの空港を「ラウンジ天国」と名づけています。

 バンコクでは例えば、プライオリティパスでオマーン航空のビジネス・ファーストクラスラウンジを利用できます。アルコール類、軽食そして、なんとも嬉しいことにシャワーまで利用できるんです。またKLMエールフランスのラウンジでは空港の景色を一望できます。

 残念ながら、仮眠を取れるラウンジはほとんどはないのですが、少しでも待ち時間を有効活用できるのではないかと思います。

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