高論卓説
ドラレコで高速道の危険運転撲滅 違法行為の映像提供、抑制効果大
120キロ区間を実際に走行してみて感じるのが、トラックが自家用車との40キロの速度差を考慮して走行していない点だ。トラックが追い越し車線に車線変更してきて、なかなか追い越せずにかなりの間並走しながら追い越すのが目につく。また追い越しのために突然進路変更してくるトラックも多い。指示機を点滅させると同時に、目の前に割り込んでくるため、速度差がある分追突などの危険度も増す。
これら以外にも追い越し車線を猛スピードで追い抜いていくトラックも見かける。トラックは90キロ以上出ないはずで、こちらはリミッターを外した「不正改造」車の可能性が高い。こう考えると120キロ区間でトラックが追い越し車線を走行すること自体に問題がありそうだ。トラックが絡む事故は重大事故になりかねないので、自家用車以上に安全運転を促すような仕組みが必要だろう。
違法なリミッターの改造に関しては、国土交通省や全日本トラック協会が情報提供を受け付けているが、摘発されたというニュースはほとんど聞かない。8月に茨城県の常磐道で男性があおり運転を受けた後に殴られて負傷した事件や、9月の愛知県の東名でのあおり行為の上、エアガンを発射した事件では、いずれもドライブレコーダーの映像が決め手となり犯人逮捕に結び付いている。