CAのここだけの話

外資系新人CAのリアルな1週間 長距離便の機内が相撲部屋に?

鈴木香苗
鈴木香苗

 ステイ中もやっぱり… バルセロナはレストランの宝庫

 スペインに着いたのは現地時刻の朝7時半でした。私はホテルへ向かうバスの中から爆睡してしまうくらい疲れていたのですが、他のクルーは「お腹ぺこぺこだー!」と言いながら、制服のままホテルの朝食ビュッフェへと流れていきました。

 そんな元気なクルーを横目に最年少の私はというと、シャワーを浴び、ベッドへと吸い込まれていくのでした。

 降機後はクタクタの私でしたが、目覚めるといつもの調子を取り戻します。食いしん坊の私がステイ中、何をするかと言えば、おいしいレストラン探しです。しかもスペインは、タパス、チュロス、パエリアなど、おいしいものであふれています。

 目覚めの一食に私が選んだのは、タパスで有名なレストラン「セルベセリア・カタラーナ」です。口コミサイトでは「★4.4」の高評価。レストランのバーにひとりで座り、目の前に並ぶタパスの品々を見て喉を鳴らしておりました。

 まずは、赤ワインを1杯と、気になったタパス数品を注文。しばらく雰囲気を楽しみながらお料理を待っていると、日本人の方々が隣にいらしたのに気が付き、私はそのおふたりにおすすめを伺いました。そして、おすすめどおりに白身魚に甘辛ソースのかかった一品と、ガーリックシュリンプを追加注文。この時点でおそらく2人前くらい注文していたのですが、どの料理も最高においしく、一瞬で平らげてしまいました。

 大満足&超ごきげんでレストランを出て、次はデザート探し(まだ食べるんかい)。スペインはホットチョコレートに揚げたてのチュロスを付けていただくスタイルが有名です。1軒目のレストランから15分ほど歩き、チュロスをゲットしに行きました。チョコレートは程よく甘く、揚げたてサクサクのチュロスとの相性抜群で最高の夜の締めでした。

 こうしてスペイン滞在の2日間は、至るところでほっぺたを落としそうになりながら幸せに過ごしました。

 グルメを堪能し、英気を養った後はまた12時間のフライト。お客様を無事に香港までお連れすることができました。

 フライト後 自宅をスルーし日本の実家へ

 長距離便の後は必ず最低3日の休みが頂けます。3日以上のお休みがあるとき、私は必ず日本の実家へ帰ります。この日も朝7時半に仕事を終え、自宅には帰らずそのまま朝の便で日本へ帰りました。

 毎日異なるベッドで寝るため、寝られない夜も多々あるのですが、実家のベッドは格別です。オフは実家でゆっくり休み、家族や友人と過ごしました。

 結局は、どこの国へ行っても、何を食べても、やっぱり大切な人たちと過ごす時間が一番幸せだな~としみじみ感じる私なのでした。

愛知県名古屋市出身。地元の女子高を卒業し、外資系客室乗務員を目指しエアラインコースのある女子大に入学。アメリカにて1年間留学し、TOEIC900点以上を獲得。4年間のレストラン勤務、2年間の学童保育と介護施設でのアルバイト経験を糧に、「幅広い世代の方々に対する接遇」をアピールし、香港の航空会社から合格を頂く。現在6カ月目の新人客室乗務員。

【CAのここだけの話♪】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら

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