行動経済学の領域では、自分の健康に過剰な自信をもってしまう傾向(overconfidence)や、現在の状態が将来も継続されると考えてしまうバイアス(projection bias)が、人間には見られると指摘されています。いわば“認知の歪み”です。
私たちは働くときに、以下のことを意識するべきでしょう。
◎1週間の労働時間を50時間未満に抑える。
◎仕事の満足度を優先しすぎず、自分のカラダの声に耳を傾ける。
この2つを意識するだけでも長時間労働は是正され、日本の時間当たり生産性は高まるのではないでしょうか。
黒田 祥子(くろだ・さちこ)
早稲田大学教育・総合科学学術院 教授
1994年、日本銀行入行、金融研究所にて経済分析を担当。一橋大学経済研究所助教授、同准教授、東京大学社会科学研究所准教授を経て、2011年4月より早稲田大学教育・総合科学学術院准教授、14年4月より現職。専門分野は労働経済学、応用ミクロ経済学。
(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授 黒田 祥子 写真=iStock.com 構成=Top Communication)