女友達の“彼氏のような優しさ”にほれぼれ
友達になると、心の底から大事にしてくれる中国の方々です。女同士でも、まるで恋人同士のようにお互いを大切にし、家族のようにケアするのが当たり前です。
例えば、仲良くなった中国の友人は私が日本に一時帰国する度に空港まで送り迎えをしてくれたり、自分の家族との食事には呼んでくれたり、風邪の時には薬や栄養のある食べ物を家まで持ってきてくれたり…。彼氏のように優しい女友達ですが、筆者が外国人だから、ではなく中国ではごく普通のことだとか。
しかも見返りは求めず、友達にはとことん尽くすのが中国の方々のとてもいいところだと思います。人との距離が近く、友達になったら家族の一員のように接してもらえるのは、外国人にとってとても嬉しいことですよね。
機内でも、先輩CAのことは「先輩」ではなく、「姐姐(ジェジェ)」と親しみを込めて呼び、一歩踏み込んだ近い関係になります。姐姐は日本語で「お姉さん」の意味です。後輩のことは「妹妹(メイメイ)」と呼びます。読んで字のごとく「妹」の意味です。
初めて会ったクルー同士でも姉妹関係のようになって、お姉さんは妹たちを優しく指導してくれるんですよ。初対面の相手でも「姐姐」と呼ぶことで親近感が生まれ、機内のクルー全員が一つの「家族」のように仲良くなるのは、中国の方々の「人との距離が近い」おかげかもしれません。
4千年の歴史に通ずる? 扉のないトイレ
日々目覚ましい発展を遂げる中国。もう都市部には存在しないかと思いますが、今から5年ほど前にはまだあった「扉のないトイレ」は文字の通り、扉がありません。日本のようにしっかりとした間仕切りがなく、便器と便器の間には、隣の人と挨拶できるほどの高さの簡易的なパーテーションはありますが、閉める扉がないので通路からは丸見え。郷に入っては郷に従えと、筆者もその壁のないトイレを使用しましたが、稀な経験でした。
なぜ扉やきちんとした仕切りがないのか…。これを考え出したらキリがありませんが、なくてもなんとかなるのが中国。そして気にしない。その「気にしない精神」。まさに中国4千年の歴史を考えざるを得ませんでした。小さなことも気にしがちな日本人ですが、「気にしない」図太さもたまには必要かもしれないですね!
いかがでしたでしょうか? 中国に馴染みのある方、またそうでない方も、中国の魅力を感じていただけましたか? 今年はいよいよ東京オリンピックが開幕されますね。中国のみならず、世界中の方々の文化を受け入れ楽しんでいきたいですね!
【CAのここだけの話♪】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら