社会・その他

1億2千万円脱税疑い 東京の下水道調査会社を告発

 法人税計約1億2800万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反の疑いで、東京都江東区の下水道調査会社「イースト・ワン」など5社と、5社を実質経営する水落満寿美氏(60)を東京地検に告発したことが19日、関係者への取材で分かった。

 水落氏は取材に「深く反省している。修正申告し、納税もほぼ済ませた」と文書で回答した。

 関係者によると、5社は水落氏の親族らが代表を務め、下水道管の損傷箇所を調べる業務を東京都から多数受注していた。5社間で外注費を架空計上して所得を過少申告し、平成30年6月までの約3年間で計約5億4100万円を隠した疑いがある。隠した金は水落氏の自宅購入などに充てたとみられる。

 東京都下水道局によると、下水道管は老朽化が進んでいて、検査業務の契約金額は30年度が約21億円と、10年間で約2倍に増えたという。

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