働き方ラボ

家で快適に働き、気持ちよく暮らす 生活を変えて長期コロナ戦に備えよ

常見陽平
常見陽平

 さらに、私はSNSなどに要らないものの写真を「これ、いる?」と投稿することにしている。メルカリならぬ、ツネカリと呼んでいる。少し大きなものは粗大ごみ扱いになり、処分するにもお金がかかる。もらってくれる人がいると、捨てる罪悪感も減る。これらの努力により、我が家はコロナとの戦闘モード、緊急事態モードになってから、タンス1つ分くらいの不用品を処分した。お陰様で、すっきりしたし、お金も入った。

 部屋のレイアウトを見直そう

 モノを減らした上で、取り組んだのは部屋のレイアウト変更だ。夫婦で在宅勤務だ。それぞれ、ウェブ会議などが入るので、会話内容が聞こえない状態にしなくてはならない。しかも保育園が休園になり、常に部屋にもうすぐ3歳になる娘がいる。この3人で閉鎖された空間で快適に暮らすためには、部屋のレイアウトに一工夫が必要なのだ。

 リビング、書斎、子供部屋、寝室などのすべてのレイアウトを見直した。とにかく閉鎖的な雰囲気にしないこと、窓をあけたときに空気が気持ちよく流れることにこだわった。ストレスゼロの生活環境を手に入れることができた。

 グルメをサボるな

 休業する飲食店も多い今日このごろだが、グルメをサボってはいけない。健康的な食生活を送らなくては、心身ともに参ってしまう。美味しいもの、栄養があるものを食べることはサボってはいけない。

 ここ数週間、グルメ生活が楽しくなっている。飲食店がテイクアウトやデリバリー、通販を始めたからだ。美味しいものを手軽に楽しむことができる。飽きないように、様々な店のテイクアウト、通販を試すことにしている。プロの味が、びっくりするくらいのお得料金で楽しめる。これは使わない手はない。自炊をする機会も多いが、これもやりすぎると疲れてしまう。楽をして、美味しいものを自宅で食べるという工夫も必要だ。

 実に当たり前のことを書いてしまったが、長くなることが想定されるコロナ戦を闘い抜くには、当たり前の、気持ちいい、丁寧な暮らしが大切なのである。緊急事態宣言も2週間となった。自粛モードになってからは1カ月半になる。そろそろ疲れがたまっている人もいるだろう。だが、気持ちよく生き抜くことこそ大切なのだ。

 ひょっとすると、このままの生活が一生続くのではないか、いや、まるで宇宙服のようなものを着て歩かないといけなくなるのではないか、宇宙への移住を考えないといけないのではないかとすらたまに考える。ただ、きっと乗り越えられると信じたい。今度、リアルな場で会社の上司や同僚、取引先に会ったときに「変わったね(いい意味で)」と言われるためにも、気持ちいい生活、進化は必要なのだ。

常見陽平(つねみ・ようへい)
常見陽平(つねみ・ようへい) 千葉商科大学国際教養学部専任講師
働き方評論家 いしかわUIターン応援団長
北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。リクルート、バンダイ、クオリティ・オブ・ライフ、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師。専攻は労働社会学。働き方をテーマに執筆、講演に没頭中。主な著書に『なぜ、残業はなくならないのか』(祥伝社)『僕たちはガンダムのジムである』(日本経済新聞出版社)『「就活」と日本社会』(NHK出版)『「意識高い系」という病』(ベストセラーズ)など。

【働き方ラボ】は働き方評論家の常見陽平さんが「仕事・キャリア」をテーマに、上昇志向のビジネスパーソンが今の時代を生き抜くために必要な知識やテクニックを紹介する連載コラムです。更新は原則隔週木曜日。アーカイブはこちら

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