働き方

内定式にオンライン化の波 本社移転のパソナは淡路島で開催

 来春入社予定の学生らを対象にした企業の採用内定式が1日、各地で開催された。本社に内定者が集まるのが一般的だが、今年は新型コロナウイルスの感染予防を理由に大手企業の多くがオンライン方式での開催を選んだ。一方、本社機能を淡路島(兵庫県)へ移転するパソナグループは島内で開催。会社の雰囲気を感じてもらおうと「リアル」にこだわる。

 地銀2行を傘下に持つ関西みらいフィナンシャルグループは1日午前、大阪市の本店と内定者の自宅をオンラインでつないで式を行った。菅哲哉社長が画面越しの約150人の内定者に「記念すべき日がこのような形になったのは残念」と述べつつ、春からの活躍を願った。役員紹介では中継先の音声が聞こえないトラブルもあった。

 シャープや関西電力、大阪ガスも1日以降、順次オンラインで開催予定。小林製薬は内定者それぞれが抱負を述べる機会を設け、式終了後は会社から届いたギフトセットを食べながら社員を交えた「オンライン懇親会」を開く。企業側は初めてのオンライン内定式を充実させようと試行錯誤している。

 内定式の開催そのものを見送った企業もある。パナソニックは「学業優先」として式を取りやめ、採用担当者のメッセージを配信。JR西日本では内定者が自宅のパソコンなどで人事部長からの祝辞を視聴した。

 一方、パソナは午後から島内で開催する予定。来春に多くの内定者が淡路島に着任することもあり、「実際に島の様子を見てもらう」狙いがある。

 リクルートキャリアの調査によると、内定式でオンラインを活用する企業は5割超という。9月1日時点の内定率は85%(前年同月比8・7ポイント減)だった。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング