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休み明けのストレス対処、あなたはどのタイプ? 憂鬱な時に頑張るのは逆効果

藤田尚弓
藤田尚弓

問題フォーカス型はやっぱり疲弊しやすい

 職場では、問題フォーカス型のストレス対処法をとるべきだというような風潮があります。特に正月明けは、新年ということもあり、根本的な問題に取り組もうという気持ちになる人も多いかも知れません。

 しかし、問題フォーカス型の対処は、負担感や人間関係にもよい効果がある反面、疲労などのコストも多くかかる選択です。正月休み明けに、もし憂鬱な気分を感じた場合、気力と体力が必要な問題フォーカス型の対処を目指し過ぎないようにしましょう。

 年末年始は普段以上にアルコールを摂取する機会もありますし、親戚付き合いなど地味に疲弊するイベントもあります。今年はコロナの影響により親戚で集まるといったことも減ったと思われますが「ボーナスが減った」「出かけられない」「将来が不安」など、例年に比べ気持ちが沈みやすい要素は多いはずです。

 私たちは急激な心身の変化には気づくものの、じわじわと長期に渡って変化しているものには気づきにくいという特性があります。環境の変化、自粛など心の疲れは蓄積していませんか?

 この休み明けは、自分が思っている以上に、心身に不調をきたしてしまう可能性があると考え、少しずつ調子をあげていくようにしてみてください。具体的な方法をご紹介します。

モチベーションは無理に上げなくてもいい

 人間ですので、前向きになれるときばかりでなく、ついついネガティブな気持ちになってしまうこともあります。憂鬱な時にも大きな成果を上げようと無理をして失敗するよりは、憂鬱な時でも少しずつできることが増やすことを目指してみましょう。

 お勧めなのは、「低い目標を2つだけ決める」という方法です。休み明けはやることが多いと思いますが、その中で最低限必要なことを2つだけ書き出してみてください。「とりあえず出社する」といったものでも構いません、できたらチェック印をつけて、自分を褒めてあげてください。

 自己統制にはエネルギーが必要です。休んでいた状態から仕事を始めるというのは、思いのほかエネルギーを使います。“自己統制エネルギー”が足りなくなりやすい状態で無理をしないよう、少しずつ様子をみましょう。普段からToDoリストを作っているという人も、出勤初日はタスク2つまで、翌日は3つというように、3~4日かけて通常運転に戻るようにするとよいでしょう。

正月休み明けは「身体に優しい気晴らし」を選ぶ

 休み明けの憂鬱対策として「早く切り上げてお酒を飲もう」「甘いものをたくさん食べよう」といった気晴らしを考えている人もいるかも知れません。しかし、気晴らし型の対処には、身体に負担をかけてしまうものもあります。これを選んでしまうと、一時的には気分が緩和しても、疲労感が残ります。人によっては疲労感に加えて、自己嫌悪の感情を抱いてしまうので翌日からが辛くなりやすいのです。正月は暴飲暴食で身体も弱っている可能性があるので、特に気をつけてください。

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