CAのここだけの話♪

旅行意欲を刺激する 100カ国を訪問したCAが選ぶ「〇〇な国」ランキング

 SankeiBizの読者の皆さんにだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけの話」。第42回は中東系の航空会社に日本人CAとして乗務9年目の徳山佳楠子がお送りします。

南アフリカ・ケープタウンのライオンズヘッドに登頂! 山頂からは雲海が拝めました(徳山佳楠子さん提供)
中東系の航空会社に日本人CAとして乗務9年目の徳山佳楠子さん(本人提供)
ボツワナのチョベ国立公園は象の聖地! 赤ちゃん連れの家族に遭遇♪(徳山佳楠子さん提供)
マケドニアのオフリドは静かな湖畔に佇む静かな街(徳山佳楠子さん提供)
モーリシャスの海、ビーチリゾートは夕焼けが何とも切ない(徳山佳楠子さん提供)
チェコ・プラハを眺められる絶景オススメポイント!(徳山佳楠子さん提供)
イスラエル・エルサレムのオリーブの丘からの風景は忘れられない(徳山佳楠子さん提供)

 皆さん、こんにちは! 寒さも本格的になって参りましたがお元気にお過ごしでしょうか。さて、2019年5月は稀に見る10連休! このめったにない機会を活かして、普段は忙しく働いている方々もどこか海外旅行に行こうと計画中なのでは? 今回ありがたいことに2回目の執筆依頼を頂いたまさにその時。旅行好きが高じてCAになった私はついに100カ国訪問を達成(日本の承認国+台湾)しました! パチパチ~(拍手)!

 そこで、「連休の旅行先はどこがいいかな?」と考えている読者の皆さまの参考になればと、独断と偏見に満ちた?!「100カ国を訪問したCAが選ぶ! 〇〇な国ベスト3ランキング」をまとめます!

 定番の観光地から聞いたことのない国まで、皆さまの旅行意欲をかきたてられたら光栄です。

楽しい思い出を作りたい! 「子連れ家族で楽しめる旅行先」

  •  1位 バリ島(インドネシア)
  •  2位 ハワイ(アメリカ)
  •  3位 シドニー(オーストラリア)

 やはり定番の旅行先が並びました。特にバリ島とハワイは、中学生の時に私が両親に連れて行ってもらった旅行先。今でも印象深く記憶に残り、一生忘れられない特別な旅行です。

 この3カ所は日本食を含むアジア料理のチョイスが多く、英語が通じる、直行便がある、子供のための観光名所もたくさんあるということで家族揃って楽しめますよ。

グルメな老若男女お待ちかね! 「ご飯が美味しい国」

  •  1位 タイ
  •  2位 香港
  •  3位 シンガポール

 悩みましたが、値段と私の個人的な嗜好からタイが1位。私の第2のホーム、香港も最高ですが、近年では値段がかなり上がってしまったのが悲しいところ。シンガポールは清潔さを含め、中華料理をベースとする東南アジア料理が楽しめるのがいいですね。

 いずれもアジアなので、週末の短期食い倒れ旅行にもおすすめです。

「カップルでなくても楽しめるビーチリゾート」

  •  1位 ザンジバル島(タンザニア)
  •  2位 モルディブ
  •  3位 モーリシャス

 ビーチリゾートがあまり得意でない私がおすすめする場所、それはアフリカのタンザニアにあるザンジバル島! 美しい海に、真っ白なサンドバンクが印象的なこの島です。ビーチだけでなく、陽気な人々がたくさんいる世界遺産ストーンタウンの街歩きも本当に楽しく、堂々の1位です。

 ハネムーンで有名なモルディブも、空港に着いた時から海の色の違いが分かります。モーリシャスは、漁師が素潜りで取ってきた新鮮なウニの味が忘れられない!!

 さて、段々とマニアックなランキングを紹介していきたいと思いますよ~!

一度に何カ国も訪問した気分? 「異国情緒に溢れた街」

  •  1位 エルサレム(イスラエル)
  •  2位 サラエボ(ボスニアヘルツェゴビナ)
  •  3位 イスタンブール(トルコ)

 ご存知のとおり、イスラエルはアラブ系とユダヤ系の住民が支配権を争っている土地。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教を併せて35億人の聖地エルサレムは、街を歩いているだけで様々な宗教や文化でごった返し、自分が一体どこにいるのか分からなくなるほどです。

 旧ユーゴスラビアの中でも特に戦闘の激しかったサラエボも、宗教と民族対立が引き金になりました。悲しい歴史もありますが、たくさんの文化が混じり合うからこそ魅力的な街なのです。

男性お待ちかね? 「美女が多い国」

  •  1位 コソボ
  •  2位 ベラルーシ
  •  3位 アルメニア

 コソボはヨーロッパで一番新しく、人口の3分の1が30歳以下という若い国。この国は正直見るものはあまりないけれど本当に美人が多くて、女の私でも歩いているだけで楽しかったです。

 ベラルーシ、アルメニアも「美女度」の強いロシア系の血を引く人が多い国々。でもロシア人とは違って顔つきも優しくて親切、笑顔も見られるのがたまらないはずです。

楽しいことばかりじゃない? 「旅行が困難だと感じた国」

  •  1位 ギニア
  •  2位 ナイジェリア
  •  3位 アルジェリア

 いずれも旅行ではなく業務のフライトで訪問しました。アフリカ、特に西アフリカはまだまだ観光客誘致も進んでおらず、旅行が難しい国。特にこれらは世界中に就航する航空会社に勤務しているからこそ訪れることができた国です。

 ギニアではカメラを首から下げているだけで見知らぬおばちゃんから罵倒され続け、ナイジェリアでは空港からのバスにも銃を持った護衛の警察官が付き、アルジェリアではフランス語かアラビア語以外一切通じない(まずビザも取得しにくい)。

 でもそんな閉鎖的な国だからこそ、平準化する世界から離れた、独自の文化を感じられるものなのかもしれません。

コスパ最強! 「値段が安くて居心地のいい国」

  •  1位 ジョージア
  •  2位 ウクライナ
  •  3位 マケドニア

 ジョージアはコーカサスにある国。古くからキリスト教を国教化した歴史があり自然に溢れ、ワインの発祥地としても有名です。地下鉄は一回20円、雰囲気のいいレストランで、美味しいことで有名なジョージア料理とワインを頼みまくっても1人1000円。

 ウクライナの物価安は政治的な影響が大きいですが、スーパーに行って大きなスイカひと玉が25円なのを見たときは目を疑いました。

 マケドニアはこの2つの国に比べると高いけれど、それでも随分安い。いずれも貧しさを感じる街並みではなく、ヨーロッパ的な雰囲気に溢れる美しい国々です。バックパッカーの皆さんは必ず長期滞在してしまうようです。

最後に…独断と偏見に満ちた「私が最も好きな国」

  •  1位 ネパール
  •  2位 ボリビア
  •  3位 アイスランド

 訪れたたくさんの国々の中でも、最も忘れられないのがこの3カ国。今ではもう見られない民族衣装を着た人々、映画のセットのような古くて美しい街並み、地球ではないかのような美しい自然。いずれも、必ずまた訪れようと考えている国々です。

 いかがでしたか? たくさん世界を周れば周るほど、もっと行きたい国が出てきてしまうのが旅の不思議な点。

 CAという仕事は他の仕事に比べて旅に対する自由は大きいものですが、その中でも私が勤める中東系の会社で訪れることができる国の数は段違い。本当にありがたいなあと日々感じています。

 日常から離れて新しい文化や伝統、人々という「非日常」と出会えるのが旅の一番の魅力! 私が今回ご紹介したのも世界のたった一部に過ぎませんが、お仕事や予算との折り合いをつけて、ぜひ未知の世界へ一歩踏み出してくださいね!

中東系航空会社ファーストクラス専任CA。ある日CAとして乗務している夢を見た2カ月後に外資系航空会社CAに内定。現在の会社を含めて乗務11年目。一眼レフカメラを片手に、3日間の休みを見つけたら海外に出かける。最近は教えることが得意というスキルを活かし、CA受験生の指導も行なっている。ツイッター・インスタグラムアカウントは「kana_dubai」。

【CAのここだけの話♪】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら