皆さん、こんにちは! 株式会社スマートメディアCEOの成井五久実です。「会社で女性社員とうまくやる方法」についてお伝えしている本連載ですが、皆さん、最近部下を褒めていますか? 私は仕事でもプライベートでも、男性に「承認」されると安心するのが女性という生き物だと考えています。
例えば、最近話題の南海キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太さんと女優の蒼井優さんの電撃結婚。
お二人の結婚記者会見の時に、“魔性の女”と言われた蒼井優さんを全くそう思わないと、彼女を全承認でかばった山里さんの“神対応”がメディアで話題になりました。
女性は相手に自分の存在を認められている、受け入れてもらえていると思うだけで安心感を得るものです。上司と部下にとっても、お互いの存在を脅かす存在でなく、お互いを受け入れている安心・安全の関係があった上で、部下は自分の能力を発揮できるというもの。
世界のグーグルでも、社内でパフォーマンスを出している部署に共通していたことは「安心・安全の場」があるチームだったということでも昨年話題になりました。
そういった安心・安全関係性を築くために、一番手っ取り早いコミュニケーションが「褒める」なのです! 今回は、大小問わず、女性部下を褒めるコツをお伝えします。
褒める方法(1)基本編:仕事で成功を収めた時
まずは何と言っても仕事で成功を収めた時。
営業だったら月間の売上目標を達成した時や、業務ノルマを達成してMVPを取った時など、ここぞと言う時に部下の仕事ぶりを盛大に褒めましょう!
ポイントは「プロセス」を褒めること。
- 自分は部下の何を評価したのか
- 目標を達成するにあたりどんな工夫があったか
- 日々具体的にどんな努力をしていたか
この3つを伝えることで、効果的にモチベーションを上げることができると思います。
目標達成までの工夫に関しては、部下の考えにオリジナリティーがあればあるほど褒めるべきだと思います。そして、「日々具体的にどんな努力をしていたか」は日頃あなたがどれだけ部下に注目しているか、きちんと見ているかを伝えられる良いチャンスです!
そして、褒めるタイミングや姿勢も大切です。
一番は「その場で褒める」ことが最善です。または時間をおいていたとしても、部下が大勢の前で表彰されるタイミングで褒めることができればナイスタイミングだと思います。
そして女性は特に“共感性”が大切なので、「一緒に喜ぶ」という姿勢にも挑戦してみてください。活躍をしてくれて、自分も嬉しいと伝えるだけで十分です。
褒める方法(2)中級編:ミスした後に褒める
通常、部下がミスをした時は叱るものですが、その後に続けて今度は良かったポイントのみ褒めることで意欲を上げることもできます。
ミスをしたことをきちんと叱った上で、努力をした部分は認めてあげる。この姿勢が安心に繋がります。
この際に気をつけたいことは「褒める」と「おだてる」は違うということ。
私もよくやってしまうのは、部下を頭ごなしに怒ってしまったと後悔した後…。その部下にフォローをしなきゃと思い、いつも以上に話しかけようとしたり、ちょっとのことで褒めたりと、相手をおだててしまった経験があります。
でもそういった後悔の気持ちがある時にコミュニケーションをしても、自分が叱ったことが曖昧になってしまったり、舐められたりするきっかけになるのでオススメしません。
感情をコントロールできずに怒ってしまったと後悔したら、切り替えて次回の叱り方を工夫しましょう!
褒める方法(3)上級編:日常の「変化」を褒める
女性は「自分磨き」に余念がない生き物です。
ネイル、エステ、メイクアップ、美容室、まつ毛エクステなど美容に関する投資を行っている女性部下も多いのではないでしょうか。
そんな時に効果的な褒め方は、「評価」をするのではなく「変化」に気づくことです!
「そのネイル、可愛いね」「新しい髪の色、似合ってるね」といった「評価」は、女性部下との関係性が浅い場合、裏で「キモい」と言われかねません。
一方で「ネイル変えた?」や「いつもとメイクが違うね」など、変化自体に注目することで、冒頭に申し上げた自分のことを見てくれている、気にかけてくれていると相手に認識させる良い効果になると思います。
また、最近では美容だけでなく、ヨガやパーソナルジムなどヘルシーな健康面へ投資する女性も多いです。例えば机に、プロテインバーが置いてあったり、デトックスのお茶を飲んでいる女性部下を見た時は、「おっ! 筋肉つけたいの?」や「健康的だね」など、そういった変化を認めてあげるのも良いかもしれません。
女性部下を褒める方法、いかがでしたでしょうか?
部下と良好な関係を築くためには、相手と安心・安全な関係であることが大切です。その関係性を築くプロセスで、褒めるというのはとても重要な行為です。
私は直属の上司に限っては、部下を「全受容」してあげることが大切だと思っています。例えるなら、学校の先生に叱られた翌日に気まずい気持ちで登校をすると、いつも通り優しい先生に戻っていて安心した、あの感覚に近いのかなと思います。
皆さんの日々のマネジメントの参考になれば幸いです!
【女性起業家のOLトリセツ】は成井五久実さんが職場の女性との上手な接し方を教える連載コラムです。更新は原則第3水曜日。アーカイブはこちら