SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第55回はアジア系航空会社で日本人CAとして乗務4年目の渡邉真由子がお送りいたします。
CAの最大の“任務”はお客様を目的地まで安全にお連れすることですが、乗務を終えたら後はオフ! ステイ先での過ごし方は自由で、人それぞれですが、ステイ中は何かとお金がかかるのも事実です。
海外フライトも多く、現地では外食も多いため、CAはお金の使い方も派手な印象を持たれがちです。たしかにステイ先では美味しい食事や買い物もしますが、必ずしも豪華だったり、欲しいものを何でも…というわけではありません。今回は、「CAのマネー事情」と題して、多くのCAが実践しているであろう、海外ステイ中のお金の使い方と、滞在を楽しむために日常生活で行っている節約術をご紹介します。
スーパーマーケット大好き!
ステイ先での食費は全て自費です。事前に素敵なレストランをリサーチして食事をすることもありますが、それではいくらお金があっても足りません。
私がステイ先に到着して真っ先に向かう場所は、スーパーマーケットです。海外のスーパーは店舗が大きく、商品も充実しており、日本で注目されているオーガニックやビーガン、グルテンフリーの食品もたくさんあります。私はよく、フルーツやヨーグルトを購入して、軽めの朝食やランチとしてホテルで食べています。地味かもしれませんが、こうしてステイ先での食費を節約しています。
外貨両替は必要な分だけ
両替をしすぎて外貨が余ってしまい、帰りの機内販売で全部使い切りたい、というお客様をよく拝見します。外貨を日本円に戻すこともできますが、手数料やレートの関係で損をすることが多いです。つまり、「念のために」という理由で両替をしすぎるのはもったいないのです。
CAの中には、「現金を持ちすぎているとつい使いすぎてしまうから」と必要分より少し少なめに両替をする人が多い印象です。海外で多額の現金を持ち歩くのは危険ですし、トラブルから身を守るためにも、たくさんの現金を持ち歩くことはあまりおすすめしません。
クレジットカード決済後のルーティン
そうした両替や安全性の都合から、海外滞在中にクレジットカードを使う方が多いと思います。私もそうです。少額でも使いやすく、お財布を持ち歩かずに済むので大変便利です。しかし、クレジットカード絡みのトラブルも少なくないので、気を付けなければなりません。
私は海外でクレジットカード決済をしたレシートは必ず保管をして、後日請求が来た時に金額が正しいか、確認をしています。カード会社のアプリやメール配信サービスで、その場で使った金額が分かることもありますが、必ずレシートと照らし合わせてダブルチェックをすることで、お金のトラブルを防いでいます。
特権を活用 リラクゼーションや美容も節約しながら
実年齢より若く見えるCAが多いのは、それぞれ美容にこだわっているからです。私がよくステイする中国はもちろん、ベトナムやシンガポールなどの東南アジアでは、日本より安くマッサージやエステを受けることができます。これは海外ステイの多いCAの特権かもしれませんね。時間があるときはホテル付近のお店でセルフメンテナンスをしています。
日本とは違った雰囲気で非日常を味わいながら、お財布にも優しいリラックスタイムで、お金をかけずに美容を楽しんでいます。
マイタンブラーで一石二鳥
機内はとても乾燥しています。また出退勤中も喉を潤したくなるときがあります。カフェやコンビニでドリンクを買うこともありますが、毎回ではありません。例えば一杯数百円のコーヒーでも、それを積み重ねると大きな出費になります。
そこで多くのCAが愛用しているのが、マイタンブラーです。節約にもなる上に、出勤前やフライト中に自分の好きなドリンクを飲むことでほっと一息ついてリラックスできるため、一石二鳥ともいえます。ボトルのデザインも自分好みのお気に入りを使えば、さらに気分も高まります。
海外での時間を充実させるために
一見華やかな職業に見えるようですが、CAだって節約します。海外での時間を楽しく過ごしたいですから。それでも様々な面で充実している印象を持たれているということは、おそらくCAがみな、節約上手だからです。CAはお金のプロではありませんが、みんな自己管理がきちんとできているから、オンもオフも楽しめているのだと思います。
今回ご紹介したCAのお金の使い方が、海外出張が多い方や、旅行が好きな方などのご参考になれば嬉しいです。
【CAのここだけの話♪】はエアソルに登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら