働き方

賃上げ、6年連続で2%超の高水準 経団連、19年春闘集計「勢いは持続」

 経団連は16日、大手企業の2019年春闘の妥結状況(最終集計)を発表した。定期昇給とベースアップ(ベア)を合わせた月例賃金の引き上げ額は組合平均(回答は大手企業114社)で8200円、上昇率は前年と比べて0.10ポイントポイント下落の2.43%だった。

 賃上げ額の業種別では、人手不足が課題の建設が1万3484円と高く、自動車が8770円、造船が8743円の順だった。米中貿易摩擦などの影響はまだ出ていないという。

 経団連は「前年に比べると若干のマイナスだが、2000年以降では過去3番目に高い水準で、賃金引き上げの勢いは続いている」(労働政策本部)と分析した。

 賃上げの上げ幅は6年連続で2%超で高水準だった。

 経団連は、今年の春闘方針で、14年から始まった安倍晋三政権の賃上げ要請に応じる「官製春闘」からは距離を置き、「政府に要請されて行うものではない」との方針を示したが、結果的には賃上げは高水準だった。