SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第63回はアジア系航空会社勤務乗務4年目の田中玲菜がお送りいたします。
機内という空間を利用しCAと仲良くなる方法
飛行機を利用した際に親切丁寧な対応をしてくれるCA。そんなCAと付き合ってみたいけどなかなか出会えない…という男性の方、機内でCAと仲良くなることはできるのか? という疑問をお持ちになったことはありますでしょうか? 実は意外と可能かもしれないというのが答えです。
第60回「CAと出会えるイマドキの方法」でも書かせていただきましたが、実はCAにはシングルが多く、出会いに恵まれない人が多いのです(苦笑) CA自身も、機内でお客様と出会い、付き合うなんてシーンに密かに憧れていて、チャンスをうかがっていたりします。自分の好みの男性客がいらっしゃると、ギャレーでCA同士がその話題で盛り上がったりもしています(笑) 薬指に指輪をはめているかどうかもしっかりチェックしていたりします(笑)
…ということは、きっかけさえあれば(お互いの好みも一致していれば)機内でCAと出会い仲良くなることは可能ということです。では、どうやって仲良くなることができるのか、CA目線でのおすすめの方法をご紹介します。
前提として、仲良くなるにはコミュニケーションを取る必要がありますよね。飛行機は基本的にずっと座席に座っていて、人が密集している所なので、個人的にCAに話しかけるのは抵抗がありますよね。なので、まずはお客様として好感を持ってもらうことから始めましょう。
CAが好感を持つ男性客とは
ジェントルマンであることが好感を持たれるポイントです。特に忙しい時、CAに協力的なお客様にはとても好感を持ち、印象に強く残ります。
例えば搭乗中に手荷物を収納する際、通路を塞いでしまうことが多いですが、手際よく他のお客様の妨げにならないように配慮しながら収納したり、他のお客様が手こずっていたらさり気なく手伝ってあげるなどです。特にCAが重たい荷物を上の棚に上げようとしているのをサポートしてあげたりするとかなりポイントが高いです。手荷物の収納を手伝うのはCAの仕事ですが、女性の力ではなかなか大変な重労働です。それをヘルプしてくださるお客様はとっても助かるので感謝するのです。
その他のポイントは、サービスの受け取り方です。食事やドリンクサービスを受ける時、CAがスムーズに配布しやすく配慮する姿勢を見せて、また受け取る時と下げる時は目を見ながらありがとうございますとはっきりお礼を言えるといいですね。声に出すのが恥ずかしければ態度で示していただければ大丈夫です。
サービス業であるCAは、おもてなしすることに慣れている分、逆に受ける側になることに慣れていません。お客様のほうから逆にこうした気遣いを感じられると、それだけ他のお客様との差が際立って好印象を持たれるに違いありません。これで他のお客様との差ができ、有利な立場になるでしょう。
それでは次のステップ、お目当てのCAとどう近づくのか? をご紹介します。手近な方法としては、CAに何か頼みごとをしてみることです。
「コーヒーのお代わりをください」「何かつまめるものありますか?」でもいいですし、「今どこを飛んでいるんですか?」などの少し込み入ったことだと会話が続きそうでいいですね。もしくはこれらを全部行ってもいいです。
乗客としてCAに頼みごとをするのは、何もおかしいことではないので他のお客様から怪しまれることもありませんので堂々として大丈夫です。
CAは基本的にお世話好きなので、頼まれることは嫌ではありません。特に忙しそうにしていないタイミングであれば、喜んで応えてくれるでしょう。そしてしてもらったことに対して感謝の気持ちを伝えると、それだけですごく嬉しい気持ちになるのがCAです。ぜひ積極的にCAに話しかけてみてください。
二人きりのスペースでさらにパーソナルな会話を
座席で会話ができ、CAに存在をアピールできたら次は席を離れてもっと近づいてみましょう。
おすすめはラバトリー(トイレ)の付近やギャレー脇、パーテーション付近です。この辺りは他のお客様の目にも触れにくく、比較的会話がしやすいです。トイレに行くついでに話しかけに行ったりできます。目当てのCAが1人でいるところを見計らって行きましょう。
「さっきはありがとう」とサービスしてくれたことのお礼を伝えることをきっかけに、「久々の飛行機なんで慣れてなくて色々聞いてしまいました」「〇〇は初めて行くんですが、どこかおすすめのお店はありますか?」など、何でもいいので話しかけてみてください。CAもなんとかお客様と会話を弾ませようと返してくれるはずです。基本的にお客様とのコミュニケーションは好きなので、どんどん話しかけて大丈夫です。
ある程度会話が弾んだら、思い切って名刺や連絡先を書いたメモを渡してみてもいいでしょう。もしくは降機の時にさっと渡してしまうのもアリです。他にやってる人がいないからこそ、インパクトもそれだけ大きいです。
ただし、CAにとっては業務中なので、受け取ってもらえない可能性もあります。…が、そうなったらそこは執着せず、CAとの会話を楽しんだという良い思い出に変えてください(笑)
CA側からすると、紳士的で素敵なお客様に連絡先を貰えた…なんて、満更嫌ではないはずです。もし、連絡を貰えたらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
奥の手はこれ CAを独占できるおすすめシート
最初からCAとの距離が近い座席に座っていれば仲良くなれる可能性もアップします。
例えば、飛行機の座席はCAと向かい合わせになる席(いわゆる「お見合い席」)が存在します。それを事前に座席指定しておくといいかもしれません。その席がどこなのかというと、機材や航空会社によって異なってくるので、ここでお伝えすることはできませんが、各航空会社のホームページを見てみてください。機材ごとのシートマップがあるはずです。
例えばB777のような大型機だと、それの非常口座席に当たる座席の前にそれらしきシートのようなマークが書かれていると思います。おそらくそこがCAシートです。ということは、非常口座席を指定すればCAとお見合い席になれるということですね。(※あくまでも一例ですので、航空会社によって異なること、また非常口座席に座るのは一定の条件が定められているので、事前に座席指定できるかどうかも断言しかねますので、ご利用の航空会社をご確認ください。)
また、B737のような小型機は、そういった対面の席はありません。そこでもう一つおすすめなのが、一番前の席か一番後ろの席です。一番前と一番後ろは、その前後が壁でその裏側がCAが控えているポジションになります。ですので一番CAの話し声が聞こえるほど距離が近く、会話できるチャンスも多いです。前後が壁ということで他の座席よりプライバシーが守られるのでやりやすいでしょう。ただし、隣に他人が座っていたら話しかけづらいのはどの機材でも同じです。隣に誰も座っていなかったらラッキーですね。
いかがでしたでしょうか? 実はCAも機内で素敵な男性との出会いを期待していたりするのです。しかし、あくまで業務中なのでそんな態度は微塵にも出さないでしょう。退屈な飛行機での長旅をそんな風にCAを観察してみると面白いかもしれません。
【CAのここだけの話♪】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら