SankeiBiz読者のみなさんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第89回はアジア系航空会社で乗務2年目の知福穂乃香がお送りいたします。
みなさん、カンボジアにはどのようなイメージがありますか? 私はカンボジアで働くことになるまで、同国について実は無知な状態でした。発展途上国でもあるカンボジアですが、毎日のように新しいビルが建設されていたり、観光客も増えているため、空港も拡大し、新しいホテルも多くなっています。実際に住んでみて感じたカンボジアの魅力をみなさんにお伝えしたいと思います。
カンボジアの季節は雨季と乾季の2つに分かれています。5月下旬から11月上旬までが雨季となり、大雨や雷雨の日が続きます。突然大雨になることが多いので、この時期には雨具が必須です。
そして11月中旬から5月上旬までが乾季となります。朝晩は冷えるので、外出の際は薄手のカーディガンなどを持ち歩いています。昼間は天気がとてもいいので、テラスでお食事するのにぴったりです。1年を通して暖かいので、気持ちまで晴れるような気がします。
トゥクトゥクもGrabでぼったくり回避
カンボジアでは「トゥクトゥク」という乗り物が主流です。バイクに屋根がついていて雨の日でも濡れずに移動できるとても便利な乗り物です。運賃も大変安く、30分~1時間乗ってもおよそ3USドルです。
カンボジアでトゥクトゥクに乗る際にはぜひ「Grab(グラブ)」というアプリを利用してほしいです。東南アジア諸国でよく使われている配車アプリです。目的地を設定すると自動的に値段が表示されるため、法外な料金を請求される心配がありません。
運転手が英語を話せず、このアプリなしでは目的地に辿り着かないケースもあるので、カンボジアに来られる際はぜひGrabを利用して快適な旅を楽しんでください。
チキンライスが“破格”の値段
カンボジアでは、同国の通貨「リエル」だけではなく、USドルが流通しています。全体的に物価はとても安いです。ローカルフードで人気のあるチキンライスは2USドルという安さであるうえ、日本人にも馴染む味で美味しいです。ちなみに私たちクルーもフライト前によくチキンライスを買ってから空港に向かいます。
タピオカはカンボジアでも人気で、1.5~3USドルで飲めてしまいます。この国に来て一番驚いた安さでした。カンボジアにお越しの際は、たくさん食べてショッピングも楽しんでください。
お気に入りのスカイバー2選
首都プノンペンにはスカイバーが数多くあります。その中でも私のお気に入り2つをみなさんとシェアしたいと思います。
1.プノンペンの景色を一望できるSORA Skybar
SORA(ソラ)は、Vattanac Capital Tower(バタナック・キャピタルタワー) という複合施設の37階、188mの高さにあるスカイバーです。なんといってもプノンペンで1番高い所にあるため、プノンペンの景色を一望できます。室内とテラスがあるので急な雨でも安心して楽しめます。忘れられない景色を実際に感じてみてください。ドレスコードで、サンダルは不可となっているのでお気をつけください。
2.ファミリーレストラン感覚で楽しめるEclipse Sky Bar
Eclipse(エクリプス)というスカイバーの魅力はなんといっても豊富なフードメニューとドリンクメニューです。美味しい料理を味わいながら景色を眺めるのは完璧な組み合わせではないでしょうか。
そこでオススメしたい料理はカンボジアで有名な「ロック・ラック」というステーキです。ステーキというとお高いイメージがありますが、なんと10USドル以下でいただけます。さらにソフトドリンクもあるので、お酒の飲めない方だけではなくお子様も楽しめます。
バーとは言いつつも、ファミリーレストラン感覚で訪れることができるので、お食事も兼ねて絶景をお楽しみください。
カンボジアの素材を生かしたBodia
「Bodia(ボディア)」は、カンボジアで採れる素材を生かしたオーガニックな商品が特徴の美容ブランドです。着色剤や防腐剤を一切使わず、お肌に優しい質の良い材料からできているそうです。
私もBodiaのフェイススクラブを使用しています。初めて使用したときに、顔に溜まっていた汚れが落ち、お肌がスベスベになったので、それ以来、週に1~2回のお肌のメンテナンスとして使用しています。
コロナ以降、感染予防のためのアルコール消毒で手が荒れがちですよね。そんなときは保湿効果もあるBodiaのオーガニック石鹸を使用されてみてはいかがでしょうか。プノンペンのイオンモール、空港でも購入することができるので、お帰りの際にご家族やご友人へのプレゼントとしても喜ばれると思います。
市民ひとりひとりが積極的にコロナ予防
カンボジアの新型コロナウイルスの状況を少しお話ししたいと思います。
カンボジアでは緊急事態宣言などは発出されませんでしたが、少し前までは多くのレストランが臨時休業していました。一方で、営業しているお店では早い段階から検温とアルコール消毒が行われていたので、対策の迅速さを実感することができました。
トゥクトゥクに乗る際にアルコール消毒をしてから乗車することもあり、市民それぞれがコロナに対して積極的な対策を行っています。10月初旬現在は、ほとんどのお店が通常営業しており、普段の生活に戻りつつあります。
私自身はコロナの影響でフライトがゼロになったこともあり、日本への帰国を決めました。家では多くの時間を運動にあてていますが、最近では筋膜リリースがマイブームになっています。フライトがないのは残念ですが、今の時間を語学やマニュアルを読み返すなどして、自己啓発に充てることでさらにレベルアップした状態でお客様にお会いできると思うので、大変貴重な時間だと感じています。
カンボジアへの入国は現在でも厳しく規制されています。入国する際に防疫措置がとられますが、カンボジアではデポジットを要求され、それをPCR検査や治療費などに充てられるそうなのでお気をつけください。
終息後はぜひカンボジアへ
みなさん、いかがでしたか? カンボジアの魅力が少しでもみなさんに届けられていたら大変嬉しく思います。現在コロナの影響で旅行に行くことができない日々が続いていますが、終息後の最初の旅行先としてカンボジアはいかがでしょうか。
【CAのここだけの話】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。アーカイブはこちら