実質賃金「参考値」は「算出可能か検討中」 菅官房長官、勤労統計問題で

会見に臨む菅義偉官房長官=7日午前、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む菅義偉官房長官=7日午前、首相官邸(春名中撮影)【拡大】

 菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で、厚生労働省の「毎月勤労統計」の不適切調査問題をめぐり、野党が明らかにするよう求めている実質賃金の「参考値」の公表について「算出可能かどうか厚労省で検討中だ」と述べた。

 野党は独自の試算で、昨年1~11月の実質賃金の伸び率が大半で前年比マイナスになるとした。厚労省はマイナスとなったのは6カ月としている。

 野党の試算は物価の変動を考慮しない名目賃金の参考値をベースに行った。野党側は生活実感に近い実質賃金の参考値の公表を求めている。

 実質賃金の参考値について、根本匠厚労相は公表に消極的な姿勢を示している。菅氏は記者会見で「これまで作成、公表したことはない」とも語った。