人材確保に知恵絞る介護現場 川崎市の施設 日本語理解支援策を強化 (1/3ページ)

夕食の準備を進める張旋さん=川崎市
夕食の準備を進める張旋さん=川崎市【拡大】

  • 日本語の理解を助けるために作成したマニュアルなどがフロアに用意されている

 出入国管理法改正に伴う外国人材の受け入れ拡大まで1カ月余り。外国人介護従事者の増加が見込まれる中、特に必要性が指摘されているのが日本語能力だ。そんな実情を踏まえ、川崎市内の介護施設では「日本語ができない外国人でも業務を覚えられるように」と、介護業務のマニュアルを2言語で作成したり、研修用冊子を4言語で用意したりするなど、日本語理解を助ける施策を強化している。人材確保に知恵を絞る現場の声を聞いた。

 「ご飯食べるよ。はい、どうぞ」「あまいの」「ちょと、待ててね」。1月某日の午後6時ごろ、社会福祉法人「伸こう福祉会」(横浜市)が運営する特別養護老人ホーム「クロスハート幸・川崎」(川崎市)。昨年7月に中国から来日した留学生、張旋(せん)さん(25)が夕食の配膳(はいぜん)のため入居者たちに話しかけた。

 ■身ぶり手ぶりで

 張さんは昨年11月から、同施設で働き始めた。午前中は語学学校に通いながら、午後は同施設で週5日間ほどアルバイトをしている。

 日常会話はおぼつかないことから、入居者たちとのやり取りは身ぶり手ぶり。介護施設で働いた経験はなかったが、祖母の介護をきっかけに「高齢化が進む日本で質の高い介護技術を学びたい」と現場に飛び込んだ。

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