ウッズ復活、企業も歓喜 契約続けたナイキなどに宣伝効果2360万ドル (2/3ページ)

通算5度目となるマスターズ制覇が決まった瞬間、喜びを爆発させるタイガー・ウッズ選手=14日、米ジョージア州オーガスタ(AP)
通算5度目となるマスターズ制覇が決まった瞬間、喜びを爆発させるタイガー・ウッズ選手=14日、米ジョージア州オーガスタ(AP)【拡大】

 全盛期だった08年にスポンサーだった企業のうち、今も契約を継続している企業は限られ、とくに米ナイキほどウッズ選手と密接に関わってきた企業はない。同社は14日の優勝直後に偉業達成を祝福するビデオを公開した。

 ウッズ選手がプロに転向した1996年に契約したナイキは、その後、スターの座に上り詰めた同選手を中心にゴルフ事業を展開したが、2016年にゴルフクラブやボール、キャディーバッグの生産を終了。ゴルフアパレル(衣料品)事業に特化した同社は、アパレルスポンサーは継続しており、赤いナイキのシャツを着た同選手の姿は多くのファンにとって見慣れた光景だ。

 影響力は唯一無二

 ナイキに代わって、ボールやクラブなどで新たに同選手を支えたのは、米テーラーメイドやブリヂストンなどだ。米テーラーメイドは17年からクラブのスポンサーとなった。ブリヂストンの子会社は16年にゴルフボールの契約を結んだ。キャディーバッグは16年以降、スポンサーとなった清涼飲料水ブランド「モンスターエナジー」のロゴが入ったものを使用している。インドの二輪車メーカーのヒーロー・モトコープや、医薬品メーカーの興和も契約を交わしている。

 エーペックスの分析によると、14日の最終ラウンドのテレビ放送の宣伝効果の内訳は、ナイキが2250万ドル、モンスターエナジーが96万ドル、ブリヂストンが13万4000ドルだったという。ウッズ選手のマスターズ制覇の画像がハイライトシーンや印刷媒体で取り上げられ、世界中に配信されるのに伴い、この数字は増える見通しだ。また、今後のトーナメントで同選手への注目が高まり、視聴者が増えることでさらなる急増が見込まれる。

「にわかファンまでテレビに向かわせる力がある」