働き方

苦戦の中小採用、「社長の魅力」で勝負 実践型インターンで成長環境「見える化」も (1/4ページ)

 2020年卒大学生の就職活動は学生優位の売り手市場で進み、知名度が低い中小企業にとって厳しい採用環境が続く。会社説明会を開いても学生は集まらず、内定を出しても辞退され、人手不足は中途採用で補うしかないと諦めムードも漂う。こうした中、一緒に働きたいと思われる社長の人柄で魅了するよう促したり、長期インターンシップ(就業体験)で会社の面白さを喚起したりして奮起を促す人材コンサルティング企業が現れた。成長機会を求める学生にアピールする作戦だ。

 学生に人物像をPR

 「意志の強さや情熱で会社を引っ張る社長はチャーミング。知名度の高い大企業を目指しがちだが、社長の魅力で選ぶのもありかなと思った」

 4月10日、東京・虎ノ門で「この社長と働きたい」というチャーミングな社長ナンバーワンを学生が決めるコンテストが開かれ、学生審査委員を代表して田代葵さんがこう論評し、今の学生が求める一つの会社像を示した。ポイントは成長機会を積極的に提供してくれる職場環境であり、それを牽引(けんいん)する社長の器だ。

 こうした魅力の持ち主と認められた5人のファイナリストがこの日、集まった約650人の学生・社長の前でプレゼン。最もチャーミングな社長に選ばれたサラダボウル(山梨県中央市)の田中進代表取締役は「(審査委員から名付けられたキャッチコピー)『農業界のファーストペンギン』らしく、仲間と新しい時代を切り開いていく。農業の新しいカタチに挑戦しており、若い人には失敗できるチャンスを与え成長を促したい」とあいさつ。集まった学生に一緒に働こうと呼びかけた。

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