働き方

語学力生かして「おもてなし」 外国人のタクシー運転手、広がる活躍の場 (2/2ページ)

 同社は平成29年に業界に先駆けて外国人運転手の採用を始め、現在ではブラジルやエジプトなど22カ国、37人が在籍する。地理や法令の試験など厳しい基準をクリアした人を乗務員として雇用し、長期的な労働力確保を狙う。大津一実(かずみ)グローバル採用担当課長は「東京五輪までに100人に増やしたい」と意気込む。

 別の大手の国際自動車(東京)が永住権を持つ外国人に採用の門戸を広げ、現在までに数十人が働くほか、導入を検討する事業者も増えている。

 訪日外国人は30年に3千万人を突破し、政府は来年の目標を4千万人と掲げている。高齢化も重なりタクシー業界は深刻な人材不足となっており、首都大学東京の戸崎肇特任教授(交通政策)は「高い専門性が求められる職業で、現状のままでは対策に限界がある。習熟した外国人乗務員を増やすことも重要な選択肢の一つとなる」と指摘している。

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