社会・その他

中国、肉の買いあさりに拍車 アフリカ豚コレラ代替で和牛の輸入最大に (2/3ページ)

 動物用医薬品・栄養剤メーカー、フィブロ・アニマル・ヘルス(米ニュージャージー州)のジャック・C・ベンドハイム会長兼最高経営責任者(CEO)は「ASFにより中国で2億頭を超える豚がいなくなった。これによる世界のタンパク質市場への影響が明るみに出るのはこれからだ。今年の中国の豚肉供給量は前年比30%以上、減少する」と語った。

 高級な豪州産急増

 豪州の畜産関連の業界団体会長などを務めるドン・マッケイ氏によると、中国では輸入豚肉や鶏肉が地場豚肉の代用として好まれているという。ライアン氏は「豪州産高級牛肉の価格は豚肉価格の5~6倍もするため、中国での消費には限りがある」とみている。

 それでも豪州産牛肉の中国での売り上げは4月末までの4カ月で66%増の7万2460トンと急増した。ブラジル産牛肉は14%増の9万5700トンだった。中国の牛肉総輸入量は09年以降、平均で毎年90%近い増加が続いている。中産階級による需要が伸びたことに加え、昨年8月にASFの被害が報じられたことで需要に拍車がかかった。

 中国政府当局によると、昨年の鶏肉の平均小売価格は、1キログラム当たり19.19元(約300円)、豚肉は22.47元、羊肉は62.34元。これに対し牛肉は65.14元だった。

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